はじめに

前回の記事では、4人家族でサイドFIREを実現するために必要な資金を、節約型からゆとり型まで幅広く試算しました。
今回の記事では、4人家族の我が家のサイドFIREプランの具体例を紹介していきます。無理な節約をせず、教育費にもお金をかける生活を送るライフスタイル。サイドFIREを目指したい家庭に参考になるプランを、具体的なでんちゃん一家の例とともに解説します。「こんな生活が手に入るなら頑張りたい!」と思えるヒントが満載です。さっそく、自分に合ったサイドFIREを一緒に探ってみましょう!
我が家の具体例:でんちゃん一家
でんちゃん一家(夫30代、妻30代、5歳、0歳)は、都市部で教育費をかけた生活を目指しています。月45万円の生活費内訳は、家賃15万円、食費8万円、教育費10万円、旅行費3万円、交際費3万円、光熱費2万円、通信費2万円、医療費・保険料1万円、交通費1万円、衣類費1万円の予定。サイドFIRE後は、夫婦で週5日午前中の副業で月10万円ずつ稼ぐ計画。副業収入(月20万円)で、必要資金は7000万円に圧縮。目標は2028年度でのサイドFIREです。
でんちゃん一家のサイドFIREプラン
6460万円を株式90%(5814万円内1000万円を高校・大学教育費用)、債券・ゴールド10%(646万円)で運用。1年分の生活費(540万円)を現金で確保し、暴落に備える。4%ルールで、インフレ2%をカバーできるよう、年6%リターンを目指す。
教育費の試算
- 小学生:公立校+塾で月3万円、年間36万円、6年間144万円/人(2人で288万円)。
- 中学生:私立中学+塾で月12万円、年間144万円、3年間432万/人(2人で864万円)。
- 高校生:私立校+塾で月8万円、年間96万円、3年間288万円/人(2人で576万円)。
- 大学生:私立理系(自宅通学)で年間200万円、4年間800万円/人(2人で1600万円)。
- 総額(子供2人、大学まで):約3328万円。
子供の教育費ピーク時の調整
4人家族のサイドFIREでは、子供の教育費が大きな変動要因。私立中心のため教育費ピーク時の負担大。中学・高校・大学での急増に備えた資金調整が必須。
ピーク時の資金調整
- 時期の把握:子供が現在5歳・0歳なら、8−13年後に私立中学、11-16年後に高校・大学ピークが到来。
- 対策:
- 専用投資:教育費用にNISA口座で投資。例:1000万円を15年間、年6%で運用すると約2400万円(私立高校費と大学費をカバー)。
- 副業増強:ピーク時に副業を増やす(例:月20万円→30万円)。
- アルバイト開始:副業が増強できない場合視野に入れておく(例:0万円→10万円)。
- 生活費の柔軟性:教育費ピーク時は旅行や外食を削減。
- 奨学金:日本学生支援機構の奨学金を検討。
ライフステージに応じた資金計画
- 現在~3年後7000:教育費分をNISA口座に投資し、サイドFIRE目標資金の万円にする。
- 4-10年後(公立小学・私立中学):生活費に計上した教育費10万円の残りを私立中学時の教育費にする。
- 11-16年後(高校・大学ピーク):NISA口座で15年運用した2400万円で賄う。
- 23年後~(子供独立):教育費が0円など、生活費が月30万円(年間360万円)に減り、必要資金は約4500万円(副業月20万円継続)に低下。
どうやって資金を準備する?
7000万円を準備するのは大変そう?
時間を味方にして節約副業した分を長期(15年以上)投資あるのみです。
我が家は共働き節約投資です。毎月積み立てで月30万円を10年間、年10%で投資すると約6000万円になるようなイメージです。相場も良かったので運の要素もありますが、早く始めたことが大きかったです。
まとめ

我が家のサイドFIREでは、副業で夫婦で月10万円ずつ稼ぐことが成功の鍵です。状況に応じてアルバイトを行うバリスタFIREから始める必要があります。子どもの教育費はある程度余裕のあるプランがいいのかと思います。我が家も一応私立中学を見越して計画してみました。
家計簿アプリを使って生活費を明確にし、あなたの家庭に最適なFIREプランを立ててみましょう!
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