導入:成長NISAで買えるナスダック100

前回の記事では、NISAの「つみたて投資枠」でおすすめの「オルカン(全世界株式)」「S&P500」「FANG+」について紹介しました。
私のNISAの成長枠では、リスクを承知の上でをSBI証券で「ナスダック100」に一括投資しました。
この記事では、ナスダック100について、FANG+、S&P500、オルカンと比較して紹介します。リターンやリスク、コストの違いを明らかにし、あなたにピッタリの投資先を見つけるお手伝いをします。2025年のNISAを賢く活用して、資産形成の第一歩を踏み出しましょう!
ナスダック100とは?
ナスダック(NASDAQ)100は、米国のナスダック市場に上場する非金融の代表的な100社で構成されています。Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazonなど、いわゆるハイテク・グロース企業がズラリ。
- 成長性:高い(テクノロジー中心)
- 分散性:やや弱い(セクター偏りあり)
- リスク:大きめ(価格変動が激しい)
▽ NASDAQ100の主な構成セクター(2025年時点)
セクター | 割合(目安) |
---|---|
情報技術 | 約50% |
通信 | 約15% |
一般消費財 | 約12% |
他の人気指数との違い
◆ オルカン(全世界株式)
- 米国、日本、欧州、新興国など全世界に分散
- 地域のリスク分散が効いている
- 初心者におすすめされることが多い
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◆ S&P500
- 米国の代表的な大企業500社に投資
- セクター分散が効いていて安定性が高い
- 長期的に堅実な成長が見込める
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◆ FANG+(ファングプラス)
- 米国の超大型ハイテク株10社に集中投資
- 成長性は最強クラス、でもリスクも大きい
- NASDAQ100よりさらに集中型のハイリスク・ハイリターン
過去のリターンを比較(参考)
ファンド | 年平均リターン(2020-2024) | リスク(標準偏差) | 投資信託 信託報酬 | 分散度 |
---|---|---|---|---|
NASDAQ100 | 約15-18% | 高(20-25%) | 0.2035%(eMAXIS) | 中(100銘柄) |
FANG+ | 約20-25% | 高(30%) | 0.7755% (iFreeNEXT) | 低(10銘柄) |
S&P500 | 約10-15% | 中(15%) | 0.0814%以内 (eMAXIS Slim) | 中(500銘柄) |
オルカン | 約8-12% | 低(12%) | 0.05775%以内 (eMAXIS Slim) | 高(2,600銘柄) |
※あくまで過去実績であり、将来の成績を保証するものではありません。
【信託報酬順】ナスダック100に投資できるおすすめ投資信託&ETF一覧
商品名 | 種類 | 区分 | 信託報酬・経費率 | 特徴 |
iFreeETF NASDAQ100 為替ヘッジなし (2840) | 国内ETF | 国内 | 年0.11% | 国内上場の投資信託 |
QQQM インベスコ NASDAQ 100 ETF | 米国ETF | 海外 | 年0.15% | 経費率最安米国ETF |
QQQ インベスコQQQ | 米国ETF | 海外 | 年0.2% | 純資産総額最高の米国ETF |
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 投資信託 | 国内 | 年0.198% | 楽天証券のみ 楽天ポイントが付く |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 投資信託 | 国内 | 年0.2035% | 主要証券で購入可 2026年つみたてNISA枠に採用されるかも |
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス | 投資信託 | 国内 | 年0.495% | つみたてNISA枠採用 |
初心者向け選び方:あなたに最適なファンドは?
NISAの成長投資枠では、期間がないため、短期の値動きに一喜一憂せずに済むのがメリットです。また、限度額が大きいので、自分のリスク許容度や目標に合わせて、「攻め」と「守り」のバランスを取ったポートフォリオを組むとよいです。
自分に合ったファンドを選ぶには、以下のポイントをチェックしましょう。
- 投資目標を明確に
5-10年で高リターンを狙いたいなら、FANG+が候補。ただし、値動きに耐える覚悟が必要です。20年以上の長期投資でリスクを取って高リターンを狙いたいならナスダック100、安定成長を求めるならS&P500やオルカンがおすすめ。 - リスク許容度をチェック
30%以上の下落でも冷静でいられるならFANG+、20-25%の下落が限度ならナスダック100、10-15%の下落が限度ならS&P500やオルカンが適しています。自分の性格や資金状況を考えて選びましょう。 - ポートフォリオのバランス
シンプルに1本で済ませたいならオルカンが最適。S&P500に新興国ファンドを組み合わせるのも良い戦略です。ナスダック100、FANG+はポートフォリオの10-20%程度に抑えるのが無難。 - 初心者におすすめ
投資に時間をかけたくない人はオルカン、米国の成長に賭けたい人はS&P500が始めやすい選択肢。NASDAQ100、FANG+はリスクを理解した上で少額投資から試してみましょう。 - アクションステップ
- ネット証券(例: SBI証券、楽天証券、マネックス証券、三菱UFJeスマート証券など)で口座開設
- NISAの成長投資枠を設定
- 月100円から積立開始
今すぐ少額で始めて、市場に慣れながら資産を増やしましょう!
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