【初めての算数検定】レベル・対策・申し込み完全ガイド

子育て

はじめに

年中の長男ですが、『天才!!ヒマつぶしドリル』の算数が大好きです。この勢いを活かして、もっと算数の力を伸ばしてあげたい。目標があったほうが頑張れるのかな?そこで思いついたのが算数検定です。

この記事は、レベルってどのくらいあるの?自分に合った級は?どうやって勉強すれば効率的?申し込み方法は?算数検定の「初めて」をサポートする完全ガイドです。算数検定挑戦がスムーズにスタートできます!

1. 算数検定とは?

正式名称は「実用数学技能検定」

算数検定、正式名称は「実用数学技能検定」。数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。

算数検定の魅力

  • 算数への興味・関心の向上: 検定という目標があることで、算数学習へのモチベーションが高まり、苦手意識の克服にもつながります。
  • 基礎学力の定着: 各級の出題範囲は、学校で学ぶ算数の内容に準拠しています。検定対策を通して、学校の授業内容の理解が深まり、基礎がしっかりと定着します。
  • 思考力・応用力の育成: 単純な計算問題だけでなく、文章題や図形問題など、多様な形式の問題に触れることで、考える力や応用する力が養われます。
  • 自信の獲得: 合格という具体的な成功体験は、子どもの自己肯定感を高め、「やればできる」という自信につながります。
  • 進学でのアピールポイント(特に3級以上): 履歴書に記載することで、学力や学習意欲をアピールできます。特に3級以上の取得は、受験の際に、強みとなることも少なくありません。

2. 自分に合ったレベルを見つけよう!~級の選び方と目安~

算数検定・数学検定は、15段階の幅広いレベルに分かれています。初めて受検するにあたって、どの級を選べばいいか迷いますよね。ここでは、各級のレベルと自分に合った級を見つけるヒントをご紹介します。

2-1. 各級のレベル

対象学年・学習レベル試験時間合格基準最新合格率(2024年度)検定料(個人受験)
SS幼児40分70%程度97.6%2,700円
GS幼児40分70%程度98.6%2,700円
11級小学校1年程度40分70%程度93.1%2,700円
10級小学校2年程度40分70%程度94.3%2,700円
9級小学校3年程度40分70%程度89.0%2,700円
8級小学校4年程度50分70%程度88.3%3,200円
7級小学校5年程度50分70%程度77.5%3,200円
6級小学校6年程度50分70%程度83.5%3,200円
5級中学校1年程度50分、60分70%程度69.9%4,300円
4級中学校2年程度50分、60分70%程度、
60%程度
71.4%4,300円
3級中学校3年程度50分、60分70%程度、
60%程度
63.9%4,900円
準2級高校1年程度50分、90分70%程度、
60%程度
45.1%5,600円
2級高校2年程度50分、90分70%程度、
60%程度
32.6%6,500円
準1級高校3年程度60分、120分70%程度、
60%程度
23.5%7,300円
1級大学程度・一般向け60分、120分70%程度、
60%程度
13.1%8,500円

2-2. 初めての受験におすすめの級は?

初めて算数検定に挑戦する場合、以下の方法で自分に合った級を選ぶのがおすすめです。

  1. 過去問を見て判断する:公益財団法人 日本数学検定協会の公式サイトには、各級の「検定過去問題」が掲載されています。いくつかの級の問題を実際に解いてみて、「これならできそう」「ちょっと頑張ればいけそう」と感じる級を選んでみましょう。
  2. 学年を目安に判断する:まずはお子さん(ご自身)の現在の学年を基準に、対応する級を検討してみましょう。
  3. 一つ下の級からステップアップするのも有効:「自信がないけど、いきなり難しい級に挑戦したい!」という気持ちも分かりますが、まずは確実に合格できるであろう級からスタートし、検定の雰囲気や問題形式に慣れるのも良い戦略です。合格の喜びが、次の級へのモチベーションにもつながります。

3. 合格をつかむ!算数検定対策ロードマップ

自分に合った級が決まったら、いよいよ本格的な対策に入りましょう。ここでは、効率的に合格を目指すための学習方法とおすすめ教材をご紹介します。

3-1. 算数検定対策の基本戦略

  • 目標級の明確化: どの級に合格するかを具体的に設定し、ゴールを意識して学習を進めましょう。
  • 過去問題の活用: 算数検定は出題傾向がある程度決まっています。過去問題を解くことで、出題形式やよく出る単元、苦手分野を把握できます。
  • 基礎の徹底理解: 算数は積み重ねの学問です。前の単元の理解が不十分だと、次の単元でつまずきやすくなります。教科書や参考書で基礎をしっかりと固めましょう。
  • 問題演習の繰り返し: 解き方を理解するだけでなく、実際に手を動かして問題を解く練習を数多くこなしましょう。特に計算問題は、正確性とスピードが重要です。
  • スキマ時間の活用: 短時間でも毎日算数に触れる習慣をつけましょう。計算ドリルや用語の確認など、手軽にできる学習を取り入れるのがおすすめです。

3-2. 学習方法

  • 教科書・参考書で基本事項を理解する: 各単元の概念や公式を正確に理解することが第一歩です。わからない部分は放置せず、わかるまで繰り返し読み込みましょう。
  • 過去問を解き、出題傾向を把握する: 最低でも過去3回分は解いてみましょう。自分がどの分野でつまずきやすいか、時間配分は適切かなどを確認できます。
  • 間違えた問題を重点的に復習する: 丸つけをしたら、間違いをそのままにせず、なぜ間違えたのか原因を分析し、正しい解き方を理解するまで繰り返し練習します。
  • 計算力を鍛える: 算数の土台となる計算力は非常に重要です。正確かつ迅速に計算できるまで、反復練習をしましょう。暗算力も意識すると良いです。
  • 文章題を図や絵でイメージする: 文章題は、状況を正確に把握することが重要です。図や線分図などを描いて、問題の内容を視覚化する練習をすると理解が深まります。
  • 時間の使い方を意識する: 本番を想定し、時間を計って問題を解く練習をしましょう。特に苦手な問題に時間をかけすぎないよう、解く順番や見直しの時間を考慮する練習も必要です。

3-3. おすすめ問題集の紹介

過去問

「実用数学技能検定 過去問題集」シリーズ

模範解答とくわしい解説がついた過去問題集です。過去に実際に使われた検定問題を多数(準1~5級は4回分、6~11級は6回分)収録しています。

対象級定価(税込)
11級(小学校1年程度)880円
10級(小学校2年程度)880円
9級(小学校3年程度)880円
8級(小学校4年程度)880円
7級(小学校5年程度)880円
6級(小学校6年程度)880円
5級(中学校1年程度)1,100円
4級(中学校2年程度)1,100円
3級(中学校3年程度)1,100円
準2級(高校1年程度)1,100円
2級(高校2年程度)1,210円
準1級(高校3年程度)1,320円

問題集

①「親子ではじめよう 算数検定」シリーズ 

キャラクターのアドバイスを読みながら、親子で楽しく算数を学べる学習書です。単元ごとの重要な学習ポイントと、解説、例題、練習問題を掲載しています。

対象級定価(税込)
11級(小学校1年程度)990円
10級(小学校2年程度)990円
9級(小学校3年程度)990円
8級(小学校4年程度)1,100円
7級(小学校5年程度)1,100円
6級(小学校6年程度)1,100円

②「4~6歳 かず かたち すいり 新装版」1,210円
「かず」「かたち」「すいり」の3ジャンルの問題を収録した、幼児向け算数ワークの決定版です。「かず・かたち検定」ゴールドスターの過去問題と解答の特別冊子がついており、これ1冊で「かず・かたち検定」に十分対応できる内容になっています。

4. 準備万端!算数検定の申し込み

算数検定の申し込み方法は、大きく分けて「個人受検」と「団体受検」があります。「団体受検」は通っている学校・塾に申し込みをすればいいので、ここでは、「個人受検」についてご紹介します。

4-1. 検定日の確認

2025年度検定日一覧から受験したい日を決めます。

4-2. 検定会場の確認

「個人受検」にはA日程とB日程があり、検定日や検定会場、受検階級、開始時刻などが異なります。


検定会場会場選択定員受検階級開始時刻
A日程
年3回開催
各都道府県の主要都市に設置された会場会場選択不可、
地域選択可
なし1〜8級、かず・かたち検定※2025年10月26日検定から「1~11級、かず・かたち検定」に変更午後1〜2時(受検証に記載)
B日程
随時開催
学習塾などの提携機関や特設された会場会場選択可あり。定員に達した場合は申し込み不可準1〜11級。検定日、会場によって異なる会場によって異なる

4-3. 申し込み方法

【STEP 1】マイページアカウント作成

イページアカウント作成」からアカウントを作成してください。

すでに作成済みの方は【Step2】へお進みください。

【STEP 2】申込情報入力

個人受検A日程マイページ ログイン画面」か「個人受検B日程マイページ ログイン画面」からログインし、「申込」より、画面の内容に従って申込情報を入力してください。

※個人受検A日程は、「数検LINE公式アカウント」でも申し込みます。

【STEP 3】支払い

  • クレジットカード
  • コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)

【STEP 4】申込完了

登録したメールアドレス宛に届いた申込完了メールの内容を確認してください。

まとめ:さあ、算数検定に挑戦しよう!

算数検定は、算数の能力を測るだけでなく、学習の習慣化や目標達成の喜びを教えてくれる素晴らしい機会です。合格という目標に向かって努力する過程は、自信となり、その後の学習や生活にも良い影響を与えるでしょう。

さあ、この記事を読んで、あなたの算数検定挑戦の一歩を踏み出しましょう!応援しています。

我が子も興味があれば挑戦してみようと思います。

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